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中間の量
DSCF1257.jpg


この作品で興味深いのは線と面の極端なあり方です。
ここでは針金細工のような線と、線の集積である塊が面となっています。


この作品には線の持つ方向性が如雨露(じょうろ)の注ぎ口や取っ手のカーブとなって表されています。
また後ろの植物を表す線も方向性を持って伸びやかな植物の性格と一体となっています。

一方、じょうろの実体を表す面は線が集まって量を表しています。

線は方向性と量という異なった二つの性格を表すために使われています。

ここで目を引くのは量として見る場合、如雨露の注ぎ口は最低限の量(というより方向を表すためにだけ引かれた線なので量的にはゼロか1)にしかならないのに対し、如雨露本体がたとえば10なり100なりの圧倒的な量を持っているところです。

ここには中間の量というものがありません。

それはオレンジ色のコップでもおなじです。

これを量を測ることが出来ないと見ることも出来ますが、しかし性格を端的にとらえているとも見ることも可能です。

世界を量として捉える見方からすれば現実にはありえない表現であるのに、私たちがここに魅力を感じるのは極端な量の違いによって、量と方向性という二つの性格がはっきりと際立っているからです。

線の使い分けによってひとつの複合物として提示されている如雨露やコップは案外しっかりその本当の在り方をとらえられているのかもしれません。

ここでは如雨露やコップ一つ一つの捉え方は量的に中間がありませんが、全体的に見たとき 如雨露>コップ>方向を表す線 (如雨露はコップより大きく、コップは線より大きい)と言う様に画面の中に中間が生まれています。
 それは色彩とあいまって極端だけでは終わらない安定感をあたえています。




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【2006/11/13 21:31】 | 絵画 | トラックバック(0) | コメント(2)
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コメント

緑のものは如雨露だったんですね。
そうですか。
でも素敵な色の如雨露だなぁ・・・・
花もかわいらしいです
【2006/11/17 01:21】 URL | るるる #-[ 編集]
るるるさんへ
コメントありがとうございます。
緑と後ろのブルーのハーモニーもいいですね。
【2006/11/17 22:11】 URL | #boNb3IEw[ 編集]
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