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透明感
DSCF1758.jpg

先週に引き続きお花紙を使った作品です。
きっかけとして花びんに生けた花をモチーフにしています。
これは透明感のある作品です。
しかし透明感があるというのはどのような意味があるのでしょうか。
背景のオレンジとピンクが重なり合って濃いオレンジの領域を作っています。
花びんはブルーの四角で暗示されています。
同じように花も形式的な緑色の短冊が扇形に重ねられて、この画面の中心的な要素となっています。
右にはグレープフルーツの黄色が余白の白に囲まれて黄色の美しさを保っています。

私たちの目には絵の中の要素が重なっていても、花びんとしての四角いブルーだけや、花としての短冊の束だけや、背景のオレンジの領域だけなどを、個々の物としてみることが出来ます。

それぞれの形は妥協することなく個々の形を主張しながら共存しています。
重なるところが相手の色彩によって変化しながらも形としてのつながりを保っているのでそこに透明感が生まれます。
 
重なって透明感が生まれる領域はどちらにも属しているので、単純化して考えれば両方の共通の場であり、どちらが前とも後ろとも言えず、同じ平面上に在ると言うことになります。

ゆえに個々の形を主張しながらも共存できるひとつの方法が透明感ということになるのでしょうか。

この方法は前後にあるものを繋げ、平面として均一になりやすいので、この作品で花にボリュームがあったり、下両端の黒い手書きの所、グレープフルーツを囲む破れたようなオレンジ色の紙の端などが心地よい変化として受け止めることが出来ます。


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テーマ:作品 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2007/02/21 22:58】 | 絵画 | トラックバック(0) | コメント(6)
<<意図を超える | ホーム | 再構築>>
コメント

今まで描写の場合でしか透明感を理解していなかったと思います。抽象画(なぜかわかりませんが脇田和や坂本善三が思い浮かびました)を連想しながら文章を読んでいました。透明感がある部分とボリューム(不透明な)のある部分の組み合わせで絵ができる事もわかり勉強になりました。
【2007/02/22 16:51】 URL | Sachi #ew5YwdUc[ 編集]

かわいいです。子供さんが見た花なんですね。見たままがここにありますね。
でもセンスいいなぁ・・・^^

透明というのはどれだけ重ねても透明なんですね
【2007/02/22 18:20】 URL | るるる #-[ 編集]
Sachiさんへ
どうもありがとうございます。
透明という言葉は「安らかさ」http://trkhr884.blog27.fc2.com/blog-entry-21.htmlでも触れているので良かったらご覧下さい
【2007/02/23 08:23】 URL | #boNb3IEw[ 編集]
るるるさんへ
うすい紙を使ったのが良かったのかもしれません。
絵の具でこれだけ重ねると乾ききらないうちに重ねてしまって濁っていたと思います。
それはそれで別のものが出来て面白いと思いますが、....
【2007/02/23 08:35】 URL | #boNb3IEw[ 編集]

この透明感を作るのにパソコンを駆使したり、色が透けてるところを絵の具として作った色でペイントしたりで苦労したことがあります。
この技法だと実際に透けて色が重なり合い純粋な透明感が得られますね。
私が小学生の時に工作したことを思い出しました。
物としてではなく映像としてこのような作品を見れるのは今の時代だからでしょう。
楽しいです、苦労がないというか・・・・。
数日前、歌麿の浮世絵がきれいに保存された状態のものをテレビで紹介していましたがあらためて歌麿の存在に驚嘆します。
子供達が感性を大事にできるようにしてあげたいと思います。
【2007/03/10 12:58】 URL | tomohba #-[ 編集]
tomohbaさんへ
コメントありがとうございます。
透明感を出そうとして苦労されたから子どもの絵の単純な方法に共感できるのですね。
【2007/03/11 20:38】 URL | #boNb3IEw[ 編集]
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